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Claude Code の「楽さ」と「怖さ」、初学者が実践している3つの対策

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Akihiro Fukuda

gaipack 本部 AIDD 技術部の福田です!26新卒として2026年7月に配属され、研修で Claude Code を使った開発を始めました。この記事では、初学者として実際に使ってみて感じた利点と不安、そしてその不安に対して自分が決めた3つのルールを共有します。


開発環境と使っている場面

VS Code 内のターミナルから AWS にログインし、Amazon Bedrock 経由で Claude Code を使っています。使う場面はタスクの整理とコーディングです。

前提として、自分のバックグラウンドは3年制の専門学校で PHP・Laravel・Java・JavaScript を学んだ程度です。開発経験は在学中に5人チームで EC サイトの構築演習を行い、そこでリーダーを担当しました。この演習ではフロントもバックエンドもすべて自分たちで手を動かして書いていたので、その経験と比べた形で以下を読んでいただければと思います。

使ってみて感じた3つの「楽さ」

コードを書かずに機能が完成する

自然言語で指示するだけで機能が完成します。人間側がコードを1行も書かずに動くものができあがるスピード感は、手打ちで開発していた頃との差が大きいと感じました。

チーム内で実装の品質が揃う

担当者の個人スキルに依存せずタスクを割り振れるようになります。専門学校でリーダーを経験したときは、メンバーごとにバックグラウンドや得意な技術スタックが違うため、誰に何を任せるかの振り分けにかなり苦労しました。AI を使うと実装の品質がある程度均一化されるので、この振り分けの悩みは小さくなりそうです。

未経験の言語やフレームワークでも進められる

十分な知識がない言語やフレームワークであっても、Claude Code の補佐があれば開発を進められます。学習済みの技術かどうかが着手の条件ではなくなる、という点が初学者にとっては大きい変化でした。

同時に直面した3つの「怖さ」

楽になった一方で、初学者だからこそ引っかかった点もあります。

内部挙動が見えないまま進む

一言指示するだけで自動的に進むのは便利ですが、その分どうやって構築されているのかが見えません。動くものはできても、自分の学びにつながりにくいという懸念があります。

解説自体に専門用語が多い

分からない点を質問しても、返ってくる解説の中に専門用語が多く含まれていて、説明してもらっても理解が追いつかないことがありました。

確認を挟まずに進行してしまう

「この機能を作って」とだけ伝えたところ、確認なしにプルリクエストの作成まで進んでしまったことがあります。誤った指摘が返ってくることもあり、出力をそのまま受け取ってよいかの判断は自分でする必要があると実感しました。

初学者として決めた3つの対策

上の3点に対して、現在は次の3つを実践しています。

1. 「初学者である」ことを Markdown ファイルに書いておく

自分が初学者であることを設定ファイルに明記しました。前提条件として渡しておくと、専門用語を噛み砕いた解説が返ってくるようになり、解説を読んで理解が止まる場面が減りました。

2. 行動のルール(ガードレール)を定義する

「プルリクエストの作成は、明示的に人間から指示されてから行う」というルールを書いています。自動で進んでほしくない操作を先に列挙しておくことで、確認なしに最後まで進んでしまう事態にブレーキをかける狙いです。

3. セッション開始時にタスクを洗い出す

今の使い方では前日の会話内容が引き継がれません。そのため開発の初期段階で開発手順を整理してもらい、コンテキストとして保存しています。次のセッションではそれを読むだけで、今どこまで進んでいて次に何をすればよいかを把握できる状態にしています。

3つに共通しているのは、AI の賢さに期待して結果を待つのではなく、前提と制約を先に文章で渡しておくという考え方です。初学者ほど出力の正しさを判断しづらいので、判断が必要な場面自体を減らす方向で対策しています。

これから学んでいきたいこと

まず Skills の構造を正しく理解したいと考えています。現状はどういうものかを把握しきれておらず活用できていないため、理解したうえで適用できる業務の幅を広げたいところです。

もうひとつはプロンプトエンジニアリングです。単に動くコードではなく、効率的で品質・保守性の高いコードを安定して引き出すための指示出しの技術を身につけたいと考えています。

技術領域としては、研修でフロントエンド側を担当していたため、まだ触れていないバックエンドのエージェント構築にも取り組みたいところです。あわせて、Claude Code 以外の AI 開発環境やツールも試してみるつもりです。今なぜこのツールを使っているのかを自分で説明できるようになると、理解が一段深まるという助言をいただきました。

まとめ

AI 駆動開発は、開発スピードと実装品質の均一化という点で初学者にとっても強力な武器になります。同時に、ブラックボックス化や出力を鵜呑みにするリスクへの警戒は必要です。設定ファイルへのルール記載とガードレールで制御しながら使うことが、初学者が AI 駆動開発と付き合ううえでの出発点になりそうです。

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